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主な疾患と症状

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尿潜血

検診にて尿潜血（血尿）を指摘され来院された皆さんへ

尿鮮血イメージ

尿潜血陽性の方は男性で5％前後、女性で20％前後といわれております。その中で、悪性腫瘍の方は5％以下とされております。精査の結果どこも異常がなく、原因不明な血尿の方は70％以上です。
したがって、あまり心配される必要はありませんが、病気が隠れている可能性があり、検査が必要です。

検査について

  • 検尿

    血尿の程度、尿の汚れ、尿蛋白の有無、腎由来かどうかなどを診断します。

  • 超音波検査
    （エコー）

    腎結石、癌などの病気や臓器の状態など様々な事が分かります。
    診察台に寝て、機械を体に当てる検査です。膀胱に尿を溜めてもらい、膀胱の病変（膀胱癌）が無いか検査します。
    痛みを伴わない検査です。

  • CT検査

    超音波で分からない周辺臓器の状態や、尿管の病変などを診断します。
    痛みを伴わない検査です。

  • PSA検査

    採血検査です。中高年男性は前立腺癌の可能性があり、採血にて分かります。

  • 腎炎検査

    採血検査です。腎炎を疑う場合は行います。

  • 尿細胞診

    尿に悪性細胞が出現しているかを検尿で診断する検査です。
    感度は低く、特異度が高いのが欠点です。

  • 膀胱鏡検査

    膀胱内に癌や結石などの病変や、尿道に病気が無いか診断する検査です。
    超音波検査にて膀胱内の病変が疑われる場合に行います。