慢性腎臓病
慢性腎臓病について
腎臓は背中の両脇に2つある臓器です。
腎臓は血液を濾過し、老廃物として尿を産生することで、体をきれに保ちます。体液の量を調整し、ホルモンを産生するなど体内のバランスを一定に保つなど重要な役割を果たしています。
慢性腎臓病とは何らかの原因によって腎臓の機能が低下する病気です。20歳以上の8人に1人いると考えられています。腎臓の働きが正常な人と比較し60%低下するか、尿に蛋白が出るといった異常が3ヶ月続いた場合と定義されております。
原因
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糖尿病、高血圧、加齢、メタボリック症候群など原因は多岐に渡ります。また、一つの原因と言うよりは、複数の要因により腎機能が悪化すると考えられています。
腎炎と言って、腎臓そのものに病気がある場合があります。
検査について
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検尿
尿蛋白、血尿、細菌尿、腎から壊れた組織が出ていないか検尿を行います。
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超音波検査
腎臓の異常や状態を検査します。
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採血検査
腎臓の働きや腎炎の可能性があるか採血にて行います。
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腎生検
腎炎の可能性がある場合は必要です。
入院し、腎に針を刺して腎臓の組織を採取します。
必要な場合は、施行可能な施設に紹介致します。
治療について
慢性腎臓病の場合、その原因となっている病気の治療が主となります。高血圧や糖尿病、脂質代謝異常などの治療、コントロールです。
また進行度合いにより食事療法が必要となります。食事療法は塩分制限と蛋白質制限を行います。腎炎の場合は薬物治療や、扁桃腺摘除などの治療を組み合わせ行います。