前立腺癌
前立腺癌について
現在、男性の癌の中で、前立腺癌は罹患率が一番高い癌です。
診断、スクリーニング、治療の中で重要となるのがPSA（前立腺癌の腫瘍マーカー）です。
PSAの数値が高いと癌の可能性が高くなります。検診等に含まれていない場合があり、注意が必要です。
50歳以上の男性は、一度は検査を受けることを推奨致します。また近親者に前立腺癌、乳がんの病気の方がいる場合は前立腺癌の可能性が上がりますので、積極的に検査をお勧め致します。
前立腺癌と診断するためには前立腺生検が必要です。生検をして癌が出る可能性は PSA が 4-10 ng/ml で 25-30％，10 ng/ml 以上で 50-80％と言われております。
最近では前立腺生検前にMRIを撮影することが、多くなっております。
MRIの結果で前立腺生検が必要か判断いたします。
現在、MRIと組み合わせた前立腺生検（ターゲット生検）を行う施設が増えております。
前立腺生検が必要と判断した際は他院に紹介いたします。
症状について
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検尿
尿に細菌感染がある場合、PSAが高くなるため
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超音波検査
前立腺の大きさや形状に異常が無いか調べます。
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PSA検査
採血検査です。
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MRI検査
他院に依頼し、結果を当院でご説明致します。
MRI結果によって、生検が必要か、PSAの経過観察か判断します。
治療について
前立腺癌が前立腺内に留まっているかどうかにより、治療法が異なります。患者様の年齢、体力、余病などにより治療法も変わります。癌が前立腺内に留まっていて年齢が若い場合、手術療法、放射線治療の２つが主な治療法となります。
前立腺外に病気がある場合や高齢の場合、ホルモン治療といって男性ホルモンを下げる治療が主となります。
ホルモン治療は外来で行っており、当クリニックでも可能な治療です。