腹圧性尿失禁
腹圧性尿失禁について
これは字のごとく腹圧がかかったとき尿が漏れる症状です。腹圧とは咳、くしゃみ、ジャンプ、笑ったときなどです。
女性に多く見られますが、前立腺全摘後の男性にも同様な症状があります。加齢により尿道が余計に動いたり、シールする力(接着能力)が弱くなって起こると言われています。
検査・診断
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検尿
尿の汚れ、血尿の有無、尿蛋白などを診断します。
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超音波検査
(エコー)癌などの病気や臓器の状態など様々な事が分かります。
診察台に横になってもらい、機械を体に当てるだけの検査です。
痛みを伴わない検査です。 -
尿流残尿測定
専用の機械で尿をする検査で、痛みを伴いません。
尿の勢いや、残尿を見ることで現在の排尿状態が分かります。 -
排尿記録
自宅で計測してもらいます。2-3日間の検査です。
1日の尿量や昼/夜の尿量の割合、膀胱容量などが分かり大変有用です。
治療について
軽症では骨盤底筋体操といった、骨盤の筋肉を鍛える体操で改善する場合があります。
また筋肉を電気刺激する低周波干渉治療を行います。薬物治療もありますが、効果がやや乏しい傾向があります。腹圧性尿失禁が保存的治療により改善しない場合、手術治療をお勧めします。